フランチェスコとフランチェスカ

c0069222_23451639.jpg「フランチェスコとフランチェスカ」(福音館)ベッティーナ 作/絵

文庫に来てくれる子達は、みんな読み聞かせやストーリーテリングが大好きなんだけど、学校では朝読書の時間もあるし、自分でも色んな本を読み始めている。
児童書というと、「ライオンと魔女」や「チョコレート工場の秘密」くらいのレベルの本の情報は比較的多いのだけど、自分で読み始めて間もない子におすすめできる本の情報が意外と少ない。
その子に合った本を手渡してあげたいと思ったら、まずは自分で読んで、おもしろいって思った本からすすめるしかないってことだ。

この本は 自分で読める子なら低学年くらいから 十分楽しめる本だけど 内容は 高学年以上の子でも満足できると思う。大人が読んだって面白いもん。
文庫でいつもの本読みの後に 簡単なブックトークでこの本を紹介してみたら、
その日から、2ヶ月くらいは文庫の本棚にこの本が戻る事がない程、絶え間なく借りられる本になってしまった。
借りて行ったのは2年生から6年生の女の子。みんな楽しんでくれたみたい。
図書カードに記入する 感想マークは、花丸のオンパレードでした。

どんなお話しかというと・・・・。




*** more ***

(舞台は、たぶんイタリアかな・・)
主人公の男の子 フランチェスコの家は 貧しくて靴を買ってもらえず年中裸足で過ごしていました。
ある日、街一番の洒落た靴屋の前で憧れの靴を眺めていた時、靴を買いに来た可愛い女の子に出会います。
一緒にいた女の人が「フランチェスカ」と呼んでいたので、名前がわかりました。
裸足の足を恥ずかしく思ったフランチェスコは、その場を立ち去りましたが フランチェスカの事が忘れられなくなってしまいます。
その日から、フランチェスコは恋煩い。友達に誘われても返事もせずに物思いにふけっていたり、フランチェスカに出会った靴屋の前をうろついてみたり・・・・。
(この辺りの、「好き♪」という気持ちの現れ方が とってもストレートで可愛いの)
そうこうしているうちに、カーニバルの日がやってきます。
小さな盗賊に扮して 街に繰り出したフランチェスコは、そこでフランチェスカに再会しますが・・・話しは思わぬ方向へ 転がりだすのです。

字も大きいし、全部のページに絵が入っているので 普段本を読み慣れてない子でも
あっという間に読めてしまうと思います。
特に、ちょっぴり異性を意識するようになったお年頃の子にはおすすめです。
カーニバルでは、子ども達がチャチャチャを踊るシーンがあるんですが、ちゃんと男の子が女の子をリードしてたりするんですよ。
絵も とっても可愛いんです。
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by Rupinasu_3 | 2005-06-08 16:57 | 児童書のこと話しましょ


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